2019年2月18日から「ものづくり補助金」(正式名称「ものづくり商業・サービス生産性向上促進補助金」)の応募が開始されました。そして、2019年のものづくり補助金の特徴として、2段階で募集が行われている点があげられます。
3月22日に1次応募となっていた「早期審査分」の採択結果が公表されましたので結果について確認してみましょう。
2019年のものづくり補助金の特徴として2段階で応募締め切り日が設けられている点があげられます。
すぐに対象事業を始めたい経営者に配慮するため、通常の応募締め切り(5月8日)よりも前となる2月23日を1次締め切りとして応募が行われました。1次締め切りで採択されればすぐに対象事業を開始できたり、さらに早期審査分で不採択となっても、その後の通常応募で再度審査してもらえるということもあり、予想以上に多くの応募者が集まったようです。
結果的に、1段階目の締め切りとしてものづくり補助金の応募件数は1,111者、うち採択されたのは332者と公表されました。これは応募者数の約30%が採択されたことになります。昨年度のものづくり補助金の採択実績がおおよそ50%以上となっていたことから考えれば、かなり厳しめの数値と言えるでしょう。
しかし、今回のものづくり補助金の早期審査分に関しては、募集開始が発表されてからわずか5日間での締め切りであったにも関わらず、1,111者もの応募が行われていたことには注意が必要です。
通常、ものづくり補助金の応募にあたっては加点項目や、3分の2要件などを満たす必要があるなど、かなりしっかりと準備を行っておく必要があります。にもかかわらず、1,000者以上もの応募者が5日間で準備を終えたことになります。これは、ものづくり補助金の人気・知名度が高くなったことから、補助金の募集開始前から「周到に準備を行ってきた会社が多い」ということが推測されます。
これからものづくり補助金の応募準備を始める経営者や担当者の方には、非常に人気の高い補助金制度ですので、競合となる他社がいかに準備に力を入れているかをご認識いただき、しっかりと準備をしていただきたいと思います。
アステップ・コンサルティングでは2019年もものづくり補助金の代理申請書作成サービスを行っています。ものづくり補助金で採択されるためには、応募期間を有効に活用して、事業計画を作り込むことと、加点項目を出来るだけ多く充足することが大切です。
ものづくり補助金の申請をご希望される方は、早めにご相談いただけますようにお願いいたします。
<ものづくり補助金の関連記事>
関連記事
03-5859-5878受付10:00~18:00